東北地方太平洋沖地震の日

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東北地方太平洋沖地震発生、1日目。

1430
仕事中、地震発生。
いつもの地震ならその場で待機して揺れが収まるのを待つのだが、今回は揺れが収まるどころかどんどん強くなっていく。さすがに今回はやばいと思って、仕事場の外に出た。
揺れが酷くなり、立っていられなくなる。職場入り口の金属製の手すりに掴まって、揺れが収まるのを待った。建物の崩壊に巻き込まれるのを避けるため、道路を挟んだ向かいの空き地に移動すべきと思うが、とても歩ける状態ではない。下手に手すりから手を離したら転んで動けなくなりそうだ。
敷地の隣に停めてあったお隣さんの車が、デパートとかの遊技場に設置されているコイン入れて動く乗り物みたいにぐわんぐわん揺れていた。建物の外でこんなに揺れを感じた事はいまだかつて無い。世界の終わりってこんなかなーと、大げさではなくて実際にそう思った。特撮とかで怪獣とかが出てきて一般市民が逃げ惑うような、そんなシーンをリアルに体験した感である。
上司は向かいの高齢者宅へすっ飛んでいき、バイトのおばちゃんは私と一緒に手すりに掴まっていた。雪が冷たい。

1500
大きな揺れが一段落したので、仕事場の中に入った。揺られ過ぎて気持ち悪い。
酷い有様である。書類はすべて床に散乱し、機械類は停電のため動かない。幸いなのは発生直後お客さんがいなかった事くらいか。
どーやって片付けたらよいものか考えていると、お客さんが一人来た。停電のため仕事にはならないのだが、とりあえずロビーの椅子に座らせて休ませる。というかこれくらいしかできない。
お客さん曰く、車に乗って坂道を登っている途中で地震が発生し、あまりの揺れに車ごと転げ落ちるかと思った、とのこと。泊まっている車でさえ、どこかに掴まらないと振り回されて怪我でもしそうなくらい揺れたのである、それが運転中でしかも坂道とか、想像するだけでも恐ろしい。
バイトのおばちゃん、家が心配だから一旦帰るとのこと。私も心配ではあるが、帰ったところでどうしようもない。モノが壊れてたらそれっきりだし。半ば諦め気味に、職場内の片付けに着手した。停電により暖房が停止しており、動いていないと寒かった、というのもある。

1530
上司の判断により、バイトのおばちゃんを定時より早く返す事にした。いつもは判断の遅い上司にしては珍しい。
上司がどこからかラジオを持ってきた。電気が止まっている以上、情報はラジオを頼るしかない。携帯も繋がりにくい。今のところメールやwebなどデータ通信は何とか繋がるので、今のうちとばかりに健在メールをしまくる。
ラジオによると、海の近くは6mを超える津波警報だとか。海に近いいっちゃんが気になる。

1600
余震が続く。大きな揺れが起こると外に出たり。そんなカンジなので仕事が捗らない。仕事と言っても仕事場を片付けるだけだが。
外は雪が降っていて寒い。

1630
一休み。もなか食いながらリポDを飲む。甘すぎて合わない。
携帯でニュースサイトを見たり。メールは繋がりにくくなってたが、通信そのものはまだ何とか繋がるようだ。某掲示板で東北壊滅とかいう書き込みがあった。実際その通りだが、情報が少なくて実態は想像するしかない。

1700
そろそろ暗くなってきて、片付けも無理そうである。寒いし、帰ることにした。
防犯システムを起動すると合成音声で「施錠して帰ってください」とか言われた。いつもは「警備を開始します」云々なのに。停電時ヴァージョンなのかこれは。珍しい。
防犯システムの会社に電話してみたが、出ない。確か海沿いの方だから、津波とかにやられたのかもしれない。

1730
帰宅。交差点の信号機も停電で動いていなかった。いつも何気なしに交差点を曲がっていたのだが、いざ信号機がなくなると非常に怖いモノである。
家に着き、とりあえず真っ暗。iPhoneの明かりを頼りに懐中電灯を探す。...見つかったが、電池が入っていなかった...orz あと、iPhoneのアプリ「myLite」はとても役に立った。こんな時に意外と。
まず、壊れているモノがないか確認。
テレビ...後ろをバンドで留めておいたお陰で無事。
PC...外見上は何とか無事。
HDD...奇跡的に無事。動かしてみないとわからないが、棚に載せていたものが落下しまくっている中、コレだけ棚から落ちていなかった。
鍋...無事。コレが落ちていたら台所水浸しだった...
心配していたものは大体無事で、部屋の被害はそれほどでもなさそうである。

1800
iPhoneの明かりを頼りに、布団の部屋を片付ける。よく見えないが、また本棚が崩壊したらしい。経年もあり、6,7年前の地震でも一度崩壊しており、もう限界かもしれない。本棚はとりあえず無視して、散らばっている本を寄せて布団を敷くスペースを確保した。

1830
iPhoneの明かりでディナー。メニューは、ビールとウィスキーと、昨日作った煮卵、あと冷凍食品のハンバーグと、締めにチキンラーメン(ネギ(冷凍)・卵入り)。電気が消えて冷凍庫がその役割を果たさなくなった状況下では、解凍後腐りやすいものから食べていくべきであろう。頭の中では冷蔵庫内の食材消費計画が策定されつつあった。

1930
iPhoneの充電とラジオによる情報収集と暖をとるのを兼ねて、車へ。地震発生から余震が酷い。30分に1回は揺れてるんじゃないだろうか。
海沿いは津波で大変らしい、とラジオが言っていたが、映像が出ないのでイマイチイメージが沸かない。ラジオも必死に情報を流してくれているようで、よく聞いてみると同じ事の繰り返しばかりで知りたい情報がわからない。向こうも必死なんだろうけれども。詳しい情報を得るにはまだ時間がかかりそうだ。

2000
明かりも乏しく、電気もなく、何も出来ないので、寝る。

2300
頭痛くて起きる。水飲んで、小便して、また寝る。飲み過ぎっぽい。

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ひとまず、無事でなにより

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このページは、善野忍者が2011年3月11日 20:27に書いたブログ記事です。

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